第1回 日本TRIZ協会シンポジウム(2005年)
【発表題目】
創造活動としての「特許明細書の作成」の提案
【概要】
一般に、創造活動をしているときは特許のことを意識することはない。また、発明が完成してから発明提案書ないし特許明細書を作成する際には、創造活動のこ とを意識することはない。しかしながら、創造活動の主役である研究者、技術者が特許的発想をすれば効率的に発明ができ、革新的な発明を生み出すことができ る。 また、知財担当者が創造的発想をすれば、研究者、技術者の発明を支援して広くて強い特許明細書が作成できる。これらを実現するために、特許法におけ る発明の評価基準と、発明活動や特許情報を分析して創造的問題解決手法を確立した発明技法とを併用することが最適であることを示した。
第2回 日本TRIZ協会シンポジウム(2006年)
【発表題目】
創造活動における技術的概念定義と特許請求の範囲
-TRIZの普及を促進のために成果を早期に公開する方法-
【概要】
TRIZの成果を少しでも早く公開することは、TRIZを推進・普及する立場にある者またはTRIZを採用するか否かを検討している者にとって、有効なことであろう。最も早く客観的評価の対象となる技術的成果を公表する手段は特許出願である。特許出願するためには、TRIZによって得られた解決コンセプトを「特許請求の範囲」にまとめなければならない。「特許請求の範囲」は技術的概念を定義したものであるとの立場から、TRIZで使用されている技術的概念定義と「特許請求の範囲」とを比較し、「特許請求の範囲」を効率的に完成させる方法を示す。
第3回 日本TRIZ協会シンポジウム(2007年)
【発表題目】
経営・管理分野へのTRIZの適用
-MRA知識創造研究会の活動成果-
【概要】
エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ株式会社(以下MRA)主催による知識創造研究会の平成 18 年度活動において、「経営・管理分野へのTRIZ適用 WG」を編成しTRIZの経営・管理(ビジネス)領域への適用の可能性、事例の収集、革新とのかかわりなどを研究した。研究を進めるにあたって、当該分野における進化のパターンを確認するためにDarrell Mann 氏による“Hands-On Systematic Innovation for Business & Management”で著されたトレンドを参考にした。またケーススタディとして、環境ビジネス、携帯電話ビジネスなど身近な事例での検証を行い、分かりやすいテンプレートを作成した。
第5回 日本TRIZ協会シンポジウム(2010年)
【発表題目】
新たなビジネスモデルの構築に向けたTRIZ思考や手法の適用
ビジネス・経営TRIZ研究分科会(NPO法人 日本TRIZ協会)
【概要】
いままで、公開されているTRIZの適用事例は、ワールドワイドで考えても、ほとんどが技術課題であった。今後、TRIZを更に拡大、普及させるためには、ビジネス、経営およびマネジメント分野の課題に対しても活用できることを証明していくことが求められる。
本研究会においては、ビジネス、経営およびマネジメント分野の課題に対して、適用方法、事例研究など、TRIZを活用するための研究とガイダンス構築を目指し、TRIZの普及・発展に供することを目的として活動している。
第1弾として、TRIZ適用領域のうち、新たなビジネスモデルの構築にTRIZ思考や手法を適用することを検討対象として設定した。
新たなビジネスモデルの構築ためのフェーズとして、以下のフェーズを検討対象としている。
1.対象事業の設定
2.事業の現状把握(事業者へのヒアリングと資料調査)
3.新たなビジネスモデルを構築するためのスキームの構築
4.スキームに基づくビジネスモデルの構築
5.新たなビジネスモデルの提示と評価(事業者へのヒアリング)
今回は、「大型ビジョン事業」を検討事業として設定した。ここでの報告内容は、検討フェーズの1.および2.を核として、現状の「大型ビジョン事業」の抱える問題とその根本原因となる矛盾状況の分析結果を報告する。
第6回 日本TRIZ協会シンポジウム(2010年)
【発表題目】
新たなビジネスモデルの構築に向けたTRIZ思考や手法の適用
ビジネス・経営TRIZ研究分科会(NPO法人 日本TRIZ協会)
【概要】
いままで、公開されているTRIZの適用事例は、ワールドワードで考えても、ほとんどが技術課題であった。今後、TRIZを更に拡大、普及させるためには、ビジネス、経営およびマネージメント分野の課題に対しても活用できることえお証明していくことが求められる。
本研究会においては、ビジネス、経営およびマネージメント分野の課題に対して、適用方法、事例研究など、TRIZを活用するための研究とガイダンス構築を目指し、TRIZの普及・発展に供することを目的として活動している。第1弾として、TRIZ適用領域のうち、新たなビジネスモデルの構築にTRIZ思考や手法を適用することを対象として設定した。
新たなビジネスモデル構築のためのフェーズとして、以下のフェーズを検討対象としている。
1.対象事業の設定
2.事業の現状把握(事業者へのヒヤリングと資料調査)
3.新たなビジネスモデルを構築するためのスキーム構築
4.スキームに基づくビジネスモデルの構築
5.新たなビジネスモデルの提示と評価(事業者へのヒヤリング)
今回は、「大型ビジョン事業」を検討事業として設定した。2009年度は、フェーズ1。及び2.を踏まえて、フェーズ3.「大型ビジョン事業」の新たなビジネスモデル構築の基本スキームとビジネスモデルの要素を検討した結果を報告した。2010年度の報告内容は、検討フェーズの4.を書くとして、新たなビジネスモデルを時間軸に位置づけ、短期・中期・長期のビジネスモデルの概念構築の検討結果を報告する。さらに、短期的なビジネスモデルの概念を核として大型ビジョン事業者に内容提示した評価結果を報告する。