技術開発の問題解決

問題発生メカニズムを解明するための「逆発想法」


 

【セミナーの概要】
 技術開発や開発設計では、現状把握の最初の段階で原因分析を行います。その方法は、「なぜ、その問題が起こったのか?」という質問をし、その質問に答える、といったことを繰り返します。すると、最後は「問題を抱えているモノ、コト(基)がある」という事実にたどり着きます。
 原因分析とは、問題発生のメカニズムを明らかにすることですが、たとえば「A部品がある」というような表面的な事実をとらえただけでは、それがなぜ問題の発生と関係があるかが不明です。したがって、どんな手を打てばいいかもわかりません。
 問題発生メカニズムの分析では、技術的問題であれば、物理的・化学的プロセスに関連した特性や機能(作用)に関する事象を中心に検討し、「どうしたらその問題が起こせるか?」といった問題意識で取り組みます。
 つまり、問題を発明する思考に切り替えて(逆転をして)、問題の発生メカニズムを明らかにします。発明の世界は、特定の事象を作り出す方法に関する情報が豊富ですので、後は問題を抱えているモノ、コトの構成要素をよく観察すればメカニズムが見えてきます。
 アイディエーション流の逆発想法を使えば、従来の分析手法に比べて短時間で確実に問題の発生メカニズムを明らかにすることができます。
【受講対象者】 商品企画者、研究者、開発者

【セミナーの内容】
 1.問題の原因がわかりにくい理由
  (1)従来の対処療法的な事故対策
  (2)メカニズムの解明には時間がかかる
2.問題を発明する方法
  (1)問題発生のメカニズム
  (2)逆発想法による問題発生メカニズムの解明
3.問題の原因となる種を探す
  (1)種(資源)の種類
  (2)容易に見つかる資源
  (3)気づきにくい資源
4.問題のメカニズムを解き明かす
  (1)問題発生メカニズム分析の考え方
  (2)問題発生メカニズム分析の手順
  (3)必要な情報の収集
5.世の中のモノ、コトは良くも悪くもない
  (1)当初の問題を表現し直す
6.問題のメカニズムの仮説を作る
  (1)問題の逆転
  (2)黒点問題の事例
  (3)問題のメカニズムのダイヤグラム作成
  (4)シュートの閉塞の事例
  (5)メカニズムの仮説を作る
  (6)不具合チェックリストとイノベーションガイド
7.自動車のシートの損傷の事例
  (1)当初の因果関係ダイヤグラム
  (2)問題の発生メカニズムのダイヤグラム
  (3)メカニズムの仮説の検証
8.二度と発生しないようにする
  (1)問題を是正する(黒点問題の事例)
  (2)問題是正のオペレータ(パターン)
9.一般的な不具合の原因情報